東京, 03月16日 /AJMEDIA/
G7=主要7か国の首脳は15日、声明を発表し、イランに対し、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに弾道ミサイルや関連する技術の供与を行えば、新たに制裁を科す準備があると強く警告しました。
この中で「イランがロシアに弾道ミサイルや関連する技術の移転を検討しているとの報道がある」と指摘し、懸念を表明しました。
欧米側は、イランがこれまでロシアに無人機を供与していると非難してきましたが、先月にはアメリカ政府の高官が、ロシアに弾道ミサイルを供与する交渉が進んでいるという認識を示しています。
声明では「こうした措置は地域の不安定化を増大させる」とした上で「ロシアに弾道ミサイルや関連する技術の供与を進めた場合、迅速かつ協調的な方法で対応する用意がある」として、イランに対し新たな制裁を科す準備があると強く警告しました。
弾道ミサイルをめぐっては、ロシアは北朝鮮から供与を受け、ウクライナで使用した可能性も指摘されていて、欧米側はロシアが北朝鮮やイランから兵器を調達しているとして懸念を強めています。