SMBC日興に罰金7億円 「市場の門番、立場重い」―相場操縦認定、追徴44億円も・東京地裁

東京, 2月14日, /AJMEDIA/

 SMBC日興証券の相場操縦事件で、株価安定のため自社資金で株を買い支えたとして、金融商品取引法違反罪に問われた元執行役員の杉野輝也被告(57)と、法人としての同社の判決が13日、東京地裁であった。神田大助裁判長は杉野被告を懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)とし、同社に罰金7億円、追徴金約44億円(同罰金10億円、追徴金約44億円)を言い渡した。
 計6人が同法違反罪に問われ、起訴内容を認めた杉野被告と同社の審理が先行した。裁判長は複数の幹部が計10銘柄で違法な安定操作に関与したと認め、「市場のゲートキーパー(門番)として取引の公正や投資家の保護などを果たすべき立場にあり、非難の程度は一層重い」と述べた。

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