SL人吉機関車が100歳 熊本県人吉市

東京, 11月21日, /AJMEDIA/

 JR九州の観光列車「SL人吉」をけん引する蒸気機関車「58654号機」が18日、完成から100年を迎え、JR八代駅で記念式典が開かれた。
 機関車は1975年に廃車となったが、88年に「SLあそBOY」として復活。その後2005年に再度廃車となったものの、09年からは「SL人吉」として、20年7月の豪雨で肥薩線が被災するまで、熊本―人吉間を運行した。
 現在は鹿児島線の熊本―鳥栖間を走行しているが、老朽化に加え整備技術者や部品の確保が難しくなったため、24年3月末に運行を終える。
 18日は式典のために熊本―八代間を1往復した。八代駅のホームではJR九州の古宮洋二社長が「最後まで一生懸命運行して皆さまに恩返しをしたい」とあいさつ。100歳を記念したバースデーケーキをお披露目したり、石炭を機関車の釜に入れたりして祝った。

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