東京, 4月30日, /AJMEDIA/
岸田文雄首相は29日、東京都内で開かれた連合のメーデー中央大会に出席した。今年の春闘について「30年ぶりの賃上げ水準となった」と指摘。「このうねりを地方、中小企業へ広げるべく全力を尽くす。力強い賃上げを実現できるよう共に取り組もう」と呼び掛けた。
現職首相の出席は、2014年の安倍晋三氏以来、9年ぶり。
首相は、急速な少子化などを念頭に「歴史的な転換点を乗り越える最良の道は人への投資だ。賃金が増え、子どもが増える社会を、次の世代に引き継ぎたい」と強調。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを5類に引き下げることや、外国人旅行者が増加していることに触れ、「経済再生に向けて明るい話題が増えている」とアピールした。