豪首相、8日から訪印 対中抑止や貿易で協力拡大

東京, 3月7日, /AJMEDIA/

【シドニー時事】オーストラリアのアルバニージー首相は8~11日の日程でインドを訪問する。モディ印首相と10日にニューデリーで会談。インド太平洋地域で緊張を高める中国を念頭に安全保障面の協力を拡大することや、豪印2国間の貿易促進などについて確認する。
豪首相の訪印は2017年以来で、アルバニージー氏自身は昨年5月の就任後初めて。首都に先立ちアーメダバードとムンバイも訪れる。同氏は声明で「豪印関係はもっと強くできる。それは地域の安定に資する」と主張した。
 太平洋地域への中国進出に直面する豪州と、中国と国境を接するインドにとって、対中抑止力の強化は共通課題。豪印両軍の基地の相互利用や多国間の共同訓練を進める考えだ。また、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物資供給網の制約を受け、天然資源や農産・工業品の貿易の円滑化を目指す。今回、豪首相にはファレル貿易相とキング資源相が同行する。
 豪州は今年半ばに日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会議を開催する予定で、モディ氏らを招く。アルバニージー氏は9月に20カ国・地域(G20)首脳会議参加のためインドを再訪する意向だ。

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