衆院4補選、11日告示 首相解散戦略に影響も

東京, 4月11日, /AJMEDIA/

衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区の4補欠選挙が11日、告示される。先に始まった参院大分選挙区補選と合わせ、岸田文雄首相にとって政権運営の中間評価が問われる戦い。結果は、衆院解散・総選挙を巡る戦略にも影響するとみられ、各党が総力を挙げる。投開票はいずれも23日。
 千葉5区は、政治資金規正法違反事件で薗浦健太郎元衆院議員=自民党離党=が辞職したことに伴う。自民、立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党、政治家女子48党が候補者を立て、乱立模様となっている。
 和歌山1区は、岸本周平元衆院議員=国民離党=の和歌山県知事転出を受けたもの。元職が立候補する自民に対し、隣接する奈良県知事選の勝利で勢いを増す維新は元和歌山市議を擁立。共産、政女党の候補者も出馬を予定している。
 山口2区は、岸信夫前防衛相が健康問題で辞職したことに伴う。自民は岸氏の長男を後継に選んだ。旧民主党政権の閣僚経験者も無所属での出馬を表明。一騎打ちの構図となりそうだ。
 安倍晋三元首相の死去に伴う同4区は、自民が元下関市議、立民が元参院議員、政女党が会社役員を立てる。
 衆参5補選は、防衛力の抜本的強化や異次元の少子化対策、物価高への対応などが争点。23日はまた、統一地方選の後半戦として一般市の市長・市議選なども投開票される。

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