自民 政治資金問題で安倍派議員に聴き取り 金額や使いみち確認

東京, 02月04 /AJMEDIA/

自民党は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて関係議員から聴き取りを進めていて、3日は党幹部が安倍派の議員に対し、キックバックの金額や使いみちなどを確認しました。

派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、自民党は実態を把握して再発防止や党改革につなげようと、2日から党幹部が関係議員を対象に聴き取りを行っています。

3日は森山総務会長らが都内のホテルで、塩谷元文部科学大臣や松野前官房長官ら安倍派の議員と面会し、派閥からキックバックを受けた金額や使いみち、収支報告書に記載しなかった経緯などを確認しました。

聴き取りは安倍派と二階派の議員、それに岸田派の幹部の合わせて80人余りが対象で、4日も行われます。

自民党は来週、すべての所属議員を対象にアンケートを行い、収支報告書に記載していなかった派閥のパーティー券収入がないか確認することにしています。

自民党としては野党側の要求も踏まえ、説明責任を果たす姿勢を示すことで、新年度予算案の審議などへの影響をできるだけ抑えたい考えです。

立民 岡田幹事長「意味のある調査を」
立憲民主党の岡田幹事長は、松江市で記者団に対し「聴き取りを始めるのがあまりにも遅く、あさってからの衆議院予算委員会に間に合うのか。また、何を聞いているのか非常に気になる。どういうカネの流れがあったのか、中抜きやキックバックがあったと言われているがはっきりせず、何にカネを使ったのかも明確ではない。穴のあいた、いい加減な調査は断じて受け入れられず、意味のある調査をしてほしい」と述べました。

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