紅こうじ、52社に供給 飲料や食品、自主回収相次ぐ

東京, 03月25日 /AJMEDIA/

小林製薬は24日、健康被害の恐れがある米こうじの一種「紅こうじ」について、飲料や食品メーカー、卸売業者など計52社に供給していたと明らかにした。食品原料として日本酒や菓子などへの使用を想定し2016年から販売しており、自社製造のうち約8割を飲料・食品メーカーなどに供給していた。22日に紅こうじを使ったサプリメントの自主回収を決めたことを受け、メーカー各社でも回収の発表が相次いだ。品質問題が供給先の他社製品にも波及した格好だ。

 宝酒造は24日、今年1月から販売していたスパークリング日本酒「松竹梅白壁蔵『澪』PREMIUM〈ROSE〉」約9万6千本を自主回収すると発表。福岡市の「ZERO PLUS(ゼロプラス)」も機能性表示食品「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ 濃厚チーズせんべい」の自主回収を始めたと明らかにした。

 この2社によると、24日時点で健康被害は確認されていない。いずれも小林製薬が製造し、使用中止を呼びかけたサプリと同じ紅こうじ原料を配合していた。

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