東京, 10月05日, /AJMEDIA/
秋田県美郷町の中心部にある畳をつくる作業小屋の中に4日の朝から3頭のクマが入り込みました。20時間以上室内に居続けていましたが、5日朝、小屋に設置したおりに、3頭が入っているのが確認されました。
警察によりますと、4日午前7時半ごろ、秋田県美郷町土崎の畳をつくる作業小屋に、あわせて3頭の親子とみられるクマが入り込みました。
町は、屋内での駆除は安全が確保できないとして小屋の外に追い出した上で対応しようとしましたが、およそ10時間たった日没になっても出てこなかったため駆除できませんでした。
このため、逃げ出さないように小屋の戸やシャッターを閉めるとともに、クマを誘い込むため外した一部の戸の部分にえさを入れた2つのおりを設置しました。
5日朝6時すぎ警察などが現場を確認したところ2つのおりに3頭のクマがそれぞれ入っているのが確認されました。
町では、このあと、おりを別の場所へ移すことにしていて、駆除も含めて対応を検討することにしています。
現場は美郷町役場などがある町の中心部で、現場の近くにある認定こども園が安全が確認されるまで子どもの登園を停止するなどの影響が出ています。