石垣市長に現職4選 自公、知事選へ弾み―沖縄

東京, 2月28日, /AJMEDIA/

 任期満了に伴う沖縄県石垣市長選は27日に投開票が行われ、無所属現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元市議の砥板芳行氏(52)を破り、4選を果たした。自公は県内で今年実施された3市長選で連勝し、秋の知事選へ弾みをつけた。
 選挙戦では、政府による陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票の是非が主な争点となった。計画を容認する中山氏は「国防は国の専権事項」として、住民投票の実施に必要な条例案を議会に提案しない方針。砥板氏は「住民の意思を反映する過程が必要だ」と訴えたが、及ばなかった。防衛省は2022年度中の部隊配置を予定しており、めどが付いた形だ。
 沖縄では今年、知事選などの首長選が続く。1月の名護、南城各市長選は、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」の候補が自公推薦候補に敗北。石垣市長選でも、玉城県政との連携を打ち出した砥板氏が敗れ、知事にとっては逆風となりそうだ。

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