東京, 11月19日, /AJMEDIA/
１９６５年に米黒人公民権運動指導者マルコムＸを暗殺したとして有罪となり、服役した男性２人に対して、ニューヨーク州地裁は１８日、有罪を取り消す決定を下した。再調査を進めていた検察側が冤罪（えんざい）だったとして、起訴取り下げを申請していた。
半世紀越しに罪が晴れたのは、マルコムＸが所属していた黒人イスラム系団体「ネーション・オブ・イスラム」の元メンバー、ムハンマド・アジズさん（８３）と２００９年に７４歳で死去したカリル・イスラムさん。終身刑となり８０年代に仮釈放されたが、犯行を認めて服役したトマス・ヘイガン元受刑者と異なり、一貫して無罪を主張していた。
