東京, 11月08日, /AJMEDIA/
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日放送のCNNテレビに出演し、台湾情勢について「現状維持が、中国や台湾、米国の利益にかなう」と強調した。その上で、中国軍機による台湾の防空識別圏進入などを念頭に「(台湾海峡の)安全と安定を揺さぶる中国の活動を懸念している」と表明した。
サリバン氏は「明白な(台湾)侵攻であれ、そこまでいかない事象であれ、一方的な現状変更が起こる状況を避けることが基本目標だ」と話した。台湾有事の対応については「われわれは台湾の自衛を助ける責任がある」と述べるにとどめ、関与を明確にしない米政府の従来の立場を繰り返した。