王毅外相「中国に対する誤った認識続いている」 米をけん制

東京, 03月07日 /AJMEDIA/

中国の王毅外相は記者会見で、アメリカとの関係について、「中国に対する誤った認識が続いている」と指摘したうえで、「アメリカには中国の発展を客観的かつ理性的にとらえ、両国関係が安定し、健全で持続可能な発展の軌道に乗せることを求める」と述べ、けん制しました。

王毅外相は、北京で開かれている全人代=全国人民代表大会にあわせて、日本時間の7日午前11時から記者会見を行いました。

この中で王外相は、アメリカとの関係について、「中国に対する誤った認識が続いている」と指摘したうえで、「アメリカには中国の発展を客観的かつ理性的にとらえ、両国関係が安定し、健全で持続可能な発展の軌道に乗せることを求める」と述べ、けん制しました。

そのうえで「中国は常にアメリカとの対話と意思疎通を強化し、相互理解の懸け橋を築き、不必要な誤解や偏見を排除することに意欲を持っている。両国は互いにうまくやっていくための方法を見つけることができると信じている」と述べました。

また、王外相はロシアとの関係について、去年の2国間の貿易額が2400億ドルと目標を上回ったことに触れ、「両国の協力の強じん性と将来性を十分に示した」と述べました。

そのうえで「世界の主要な大国として中国とロシアは冷戦構造とは全く異なる大国関係の新しいあり方を打ち出した。陣営を作らず、第三国に立ち向かうものではないという方針のもと、永久的な友好関係を堅持し、戦略的な協力を深めていく」と述べ、ロシアとの関係を強化していく姿勢を強調しました。

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