熊本豪雨、4日で2年 人吉市などで追悼式

東京, 7月4日, /AJMEDIA/

 熊本県で災害関連死2人を含め67人が死亡、2人が行方不明となった豪雨災害は4日で発生から2年。被災した人吉市などで3日、追悼式が開かれ、知事や遺族らが参列し、黙とうや献花をして犠牲者の冥福を祈った。
 人吉市の追悼式には遺族ら42人が参列。式辞で松岡隼人市長は「豪雨災害は私たちから大切なものを奪い去った。しかし、この地で再び暮らしたい気持ちは、共通の思いではないかと思う」と述べた。
 蒲島郁夫知事は「『誰一人取り残さない』という強い決意で、創造的復興と、被災者の住まいの再建に全力で取り組んでいく」と話した。
 同市内の自宅で父親の誠さん=当時(88)=を亡くした永尾禎規さん(58)が遺族代表として、「次の災害に備え、被害が最小限になるよう経験したことを次世代へ伝えたい」と述べた。
 追悼式は遺族が参列しやすいよう、日曜日に開催された。この日は八代市でも行われ、田嶋徹副知事が参列した。24日には芦北町、8月7日には球磨村でも行われる。
 豪雨災害は2020年7月4日に発生。熊本県南部を中心に被災し、人吉市では災害関連死1人を含め21人が犠牲となった。県によると、6月末時点で1195世帯2618人が仮設住宅での生活を続けている。

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