派閥政治資金めぐり 野党 岸田首相の責任追及へ 発言相次ぐ

東京, 02月13 /AJMEDIA/

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、国会では今週も激しい論戦が交わされる見通しです。

野党は引き続き岸田総理大臣の責任を追及する方針で、12日も発言が相次ぎました。

立民 泉代表 政治資金問題の自民アンケート“客観性ない”
立憲民主党の泉代表は長崎県大村市で記者会見し、自民党が派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、すべての所属議員を対象に行ったアンケートについて、「聴き取り項目が薄く、客観性がなさすぎる。調査に値しないことは明確だ」と批判しました。

そのうえで、「自民党任せにはできず、安倍派の5人衆や二階元幹事長らの政治倫理審査会への出席を求めている。自身がしたことが問題ないのであれば、そこで意見表明すればいい」と述べ、安倍派や二階派の関係議員が政治倫理審査会に出席して説明するよう重ねて求めました。

維新 藤田幹事長 “政倫審での説明責任 当然ある”
日本維新の会の藤田幹事長は、大阪市内で記者団に対し、「自民党のアンケートは、やらないよりやったことは、一定、フェアに評価すべきだが、質問の項目が少なく、ことの本質を明らかにする『しつらえ』になっていないことは問題だ。ミスによる不記載だったのか、派閥の上長や事務局から違法行為を勧められていたのかなどを明らかにしないことには、調査の目的を達していない」と述べました。

その上で、関係議員の政治倫理審査会への出席について、「組織的に長年にわたり違法行為を繰り返してきたことがいちばんの問題だ。派閥で役職を持っていた人は説明してもらう責任は当然ある」と述べました。

立民 泉代表 国民民主の玉木代表と今週中にも会談へ
立憲民主党の泉代表は、ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」をめぐる与党との協議を離脱した国民民主党の玉木代表と、今週中にも会談することを明らかにしたうえで、「政策の方向性はかなり共通する部分があり、『政権を担おう』と呼びかけたい。国民生活をよりよくし、金権政治を変えるために何ができるか、誠実に話し合いたい」と述べました。

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