洞窟実験500日の女性、地上に 「出たくなかった」―スペイン

東京, 4月16日, /AJMEDIA/

【マドリード・ロイター時事】スペイン南部グラナダ郊外にある地下約70メートルの洞窟で生活していた女性が14日、500日ぶりに地上に姿を現した。登山家のベアトリス・フラミニさん(50)は、社会からの隔絶が時間感覚や脳波、睡眠にどのような影響を与えるかを調べる実験に協力していた。研究チームは、地下で過ごした期間の世界記録を更新したと話している。
 フラミニさんは、ロシアによるウクライナ侵攻開始やエリザベス英女王死去の前の2021年11月に実験を開始。洞窟で2度の誕生日を迎えた。「65日目から日数を数えるのをやめ、時間感覚も失われた」と振り返る。
 実験中は60冊の本を読んだり、絵を描いたりして過ごした。会見では「出て来たくなかった」と話し、「『もう終わり?まさか』と言ってしまった。まだ本を読み終えていなかったのに」と語った。

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