死亡男児、4月に複数のあざ 一時保護予定も実現せず―神戸市

東京, 6月24日, /AJMEDIA/

神戸市西区で母親を自宅に監禁したとして、同居する長女穂坂沙喜容疑者(34)らきょうだい4人が監禁などの容疑で逮捕され、近くの草むらで同容疑者の長男修君(6)の遺体が見つかった事件で、神戸市は23日記者会見し、修君が4月に保育園に通園した際、体に複数のあざがあったことを明らかにした。児童相談所への一時保護も予定されていたが、家族の反対で実現しなかったという。
弟同居後から怒鳴り声 近隣住民「様子変わった」―母親監禁、6歳男児遺体・神戸

 市こども家庭局によると、修君が4月20日に登園した際、右肩と尻にあざがあるのを園の職員が見つけ、修君は「誰かからされた」と話した。園は同24日、区役所に「虐待の疑いもある」と連絡。同日、区役所職員が家庭訪問すると、沙喜容疑者は「心当たりはない」と返答した。
 区職員は5月1日にも訪問。修君の肩のあざは消えていたが、沙喜容疑者は「子どもが祖母を殴るなどの育てにくさがあり、できれば児童相談所に一時保護してほしい」と求めた。区から連絡を受けた児童相談所は同2日に一時保護する予定だったが、沙喜容疑者の母由美子さん(57)が電話で「修君が行きたくないと話している」と説明したことから保護しなかったという。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts