東京, 10月4日, /AJMEDIA/
戦国大名朝倉氏の歴史や城下町の暮らしなどを学べる「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(福井市)の開館に合わせ、「戦国」を想起させるJR越美北線(福井市―大野市)のラッピング列車の運行が始まった。黒や金、赤色をベースに、朝倉氏の家紋や馬に乗る戦国武将のシルエットが描かれている。
列車は、県とJR、福井、大野両市が進める越美北線の観光利用促進策の一環。福井駅での出発式には「戦国列車」と、2018年まで運行していた薄青色の「笏谷(しゃくだに)ブルー」列車が連結して登場した。杉本達治知事は「(朝倉氏遺跡に)若い人にも来てもらうため、エンターテインメントも入れて戦国時代にタイムスリップできるような列車にしたい」とあいさつした。
県外から訪れた石田佳大さん(32)は「内装もこだわっていて趣がある。新しい博物館にも行ってみようと思った」と話した。