日英首脳、円滑化協定で大枠合意 福島産の食品規制、来月解除

東京, 5月06日, /AJMEDIA/

岸田文雄首相は5日午前(日本時間同日午後)、ロンドンで英国のジョンソン首相と会談した。両首脳は自衛隊と英軍の相互訪問時の法的基盤となる「円滑化協定(RAA)」締結に向けた大枠合意を確認。ジョンソン氏は、2011年の東京電力福島第1原発事故後に英国が導入した福島県産などの食品の輸入規制を6月末までに解除する方針を伝えた。
 RAAは、相手国に一時的に滞在する際の刑事手続きなどを定めたもので、共同演習や災害救助活動の円滑な実施につながる。両首脳は日英間の防衛協力を深化させるとともに、早期署名に向け作業を加速することで一致した。次期戦闘機開発をめぐり、22年末までに協力の全体像で合意することも申し合わせた。
 ロシアの侵攻が続くウクライナ情勢をめぐっては、先進7カ国(G7)が結束して対ロ制裁やウクライナ支援を継続することを確認した。両首脳は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分で、力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められない」との認識でも一致した。

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