日弁連、週刊新潮に抗議 陸自小銃発射の実名報道

東京, 6月23日, /AJMEDIA/

岐阜市の陸上自衛隊射撃場で3人が死傷した小銃発砲事件で、週刊新潮が殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)の実名と顔写真を掲載したことを受け、日本弁護士連合会は22日、「違法で到底許容できない」と抗議する会長声明を発表した。
つながらぬ動機、鑑定留置検討 性格「素直でない」「一言多い」―逮捕の陸自候補生・小銃発射1週間

 週刊新潮6月29日号は、「陸自3人殺傷『18歳』の実名と全履歴」とする記事で、男の名前や顔写真を掲載した。昨年4月に施行された改正少年法は、18、19歳を「特定少年」と位置付け、起訴後は顔写真など本人の特定につながる「推知報道」を可能とした。
 声明は、緩和された推知報道について「法の理念から、なお極めて慎重な姿勢が求められる」としている。
 週刊新潮編集部の話 残忍性や結果の重大性に鑑み、実名・顔写真を含めて実像に迫り、事件に至るまでの背景を探る報道を行うことが常識的に妥当だと判断した。

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