排出実質ゼロ「世紀半ば」で妥協か G20声明案―ロイター

東京, 10月31日, /AJMEDIA/

 ロイター通信は30日、ローマで同日に開幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が採択する予定の声明草案を報じた。それによると、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標年次について、「今世紀半ば」とする内容が盛り込まれた。2050年を目標としたい先進国と、難色を示す資源国で妥協を模索しているもようだ。

 声明案はこのほか、産業革命前からの世界の気温上昇を1.5度までに抑える努力目標を引き続き追求すると宣言。そのために、「それぞれ異なった経路と手法」で、実効的な対策が必要とした。原発の位置付けなど、脱炭素の具体的な手段について各国の裁量の余地を残したとみられる。

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