手口似た強盗や窃盗相次ぐ 少年3人のグループか、関連捜査―警視庁

東京, 3月6日, /AJMEDIA/

関東地方を中心に昨年11月から今年1月にかけ、少年3人のグループが関与したとみられる強盗・窃盗事件が相次いで発生した。深夜に窓ガラスを割って侵入するなど共通点が多く、交番の目の前の時計店でショーケースを破壊して商品を盗むなど大胆な手口も目立つ。
「ルフィ」や「キム」と名乗る人物が指示役とされる広域強盗事件とは別のグループとみられ、警察当局は実態解明を急いでいる。
 警視庁は1月、東京都渋谷区の貴金属店で昨年12月にネックレス8本などを盗んだとして、窃盗容疑でいずれも19歳の少年3人を逮捕。同庁は昨年11月の東京都港区で起きた時計店の窃盗事件、今年1月に北区のマンションであった強盗事件などにも関与したとして計3回逮捕している。
 捜査関係者によると、少年の一人は「SNSのインスタグラムを通じ、闇バイトに応募した」という趣旨の供述をしている。「仕事」が決まると、以前からの友人だった他の2人を誘って参加。秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を通じ、上位の人物から指示を受けていたとみられる。
 警察当局は、少年らのグループが他にも昨年12~今年1月、都内の複数の貴金属店などのほか、神奈川、埼玉、茨城各県で発生した強盗・窃盗事件にも関与したとみて調べている。多くの事件は、深夜に窓ガラスを割って侵入するなど手口が共通しているという。
 このうち、昨年11月28日午前2時35分ごろ、時計店の路面沿いのショーケースをバールのようなもので破壊し、高級腕時計4本(計215万円相当)を盗んだとされる事件の現場は、交番の目の前に位置していた。
 警報が鳴る中、商品を盗んで逃走しており、男性店長(38)は「よくここに(盗みに)入ったと思った。なぜ狙ったのかを知りたい」と話した。

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