岸田首相 “持続的賃上げ実現へ 労働市場改革を推進”

東京, 02月28日 /AJMEDIA/

今後の経済政策をめぐり、岸田総理大臣は、今の株価の動向を経済の好循環につなげていくには物価高に負けない持続的な賃上げの実現がカギになるとして、成長分野に労働力の円滑な移動を図るなど、労働市場改革をさらに推進していく考えを示しました。

政府は27日、「新しい資本主義実現会議」の会合を開き、今後の経済政策をめぐって意見を交わしました。

この中で岸田総理大臣は、「日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円台も視野に入ってきた。今こそ物価が適度に上昇する中で、それを超えた賃上げが消費を後押しし、新たな投資を呼び込む好循環を実現する経済を目指す」と述べました。

そのうえで、経済の好循環の定着には物価高に負けない持続的な賃上げがカギになるとして、実現に向けて、デジタルをはじめとした成長分野に労働力の円滑な移動を図るなど、労働市場改革をさらに推進していく考えを示しました。

また建設や物流など、人手不足が見込まれる分野にも、今後、労働移動を促していく必要があるとして、高い賃金が得られる構造を築いていく方針を示しました。

そして「労働市場改革を進め、企業が能力ある若手や意欲のあるシニア層に労働機会を提供できるようにする」と強調しました。

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