東京, 11月12日, /AJMEDIA/
岸田文雄首相は12日(日本時間同)、カンボジアのプノンペンで、日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による首脳会議に出席した。北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返すことについて「国際社会に対する深刻な挑戦で到底看過できない」と非難。各国も懸念を表明した。
首相は、北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)へ「国際社会が一体となり、安保理決議を完全に履行することが不可欠だ」と呼び掛けた。拉致問題の即時解決へ理解と協力も求めた。各国はミサイル発射に懸念を示し、朝鮮半島の非核化と安保理決議順守の重要性を訴えた。
ロシアのウクライナ侵攻に関し、首相は「国連憲章、国際法に違反する行為」と指摘。「アジアを含め、力による現状変更は認められない。核兵器による威嚇は断じて受け入れられず、使用はあってはならない」と語った。クーデター後の混乱が続くミャンマー情勢への憂慮も表明した。