岸田首相、東南ア歴訪出発 法相更迭でずれ込み

東京, 11月12日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相は12日未明、東南アジア歴訪のため政府専用機で羽田空港を出発した。葉梨康弘法相更迭の影響で11日午後の予定がずれ込んだ。19日までの外遊では、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議など三つの国際会議に出席し、米国のバイデン大統領らとの首脳会談も行う。
 出発に先立ち、首相は首相公邸で記者団に「ウクライナ、北朝鮮といった地域情勢、食料・エネルギー安全保障などの課題について、日本の立場、主張をしっかりアピールしなければならない」と述べた。中国、韓国との首脳会談に関しては「開催の方向で調整している」と明らかにした。
 日米首脳会談では、覇権主義的な行動を強める中国に結束して対応する方針を確認。韓国の尹錫悦大統領を含む3カ国会談を開き、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮対応を協議する。尹氏との会談では、懸案の元徴用工問題がテーマとなる。
 中国の習近平国家主席との会談が実現すれば海洋進出への自制を促しつつ、北朝鮮問題や気候変動問題で協力を探りたい考えだ。

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