東京, 4月26日, /AJMEDIA
岸田文雄首相は、韓国の尹錫悦次期大統領が派遣した「政策協議代表団」と26日に面会する方向で調整に入った。政府関係者が25日明らかにした。代表団は尹氏の親書を携えて来日している。代表団は同日、林芳正外相らと会談。日韓関係改善へ協力を強化することで一致した。
林氏との会談後、代表団の団長を務める鄭鎮碩国会副議長は、日韓間の懸案について「誠意をもって対話していきたい」と記者団に表明。同時に「懸案の解決は一方の努力だけでは難しい」と指摘し、日本側にも歩み寄りを促した。
元徴用工、慰安婦問題をめぐり、日本側は1965年の日韓請求権協定により解決済みとの立場。林氏は25日夜、代表団との夕食会で「国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を発展させていく必要がある」と述べた。一方、政府関係者は「日本が何もしないというわけではない」と語った。
萩生田光一経済産業相や岸信夫防衛相も代表団と会談。岸氏は2018年末の韓国軍艦艇による自衛隊機へのレーダー照射に言及した。超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟(額賀福志郎会長)は朝食会を開催した。