専門人材、採用日程を弾力化 26年春入社―政府検討

東京, 12月1日, /AJMEDIA/

 政府は30日、2026年春に入社する現在の大学1年生の就職活動について、専門性が高い人材の採用日程の弾力化を検討すると発表した。デジタル関連など専門知識を求められる分野では、企業による人材獲得競争が激しさを増している。今後、経済界や大学の関係者を交え、日程弾力化の具体案や対象とする人材の範囲などを協議し、来年秋ごろまでに結論を出す。
 現行ルールでは、広報活動は大学3年生の3月以降、面接などの採用選考活動は4年生の6月以降にそれぞれ始め、正式な内定日は4年生の10月以降。30日に開いた関係省庁連絡会議で、専門人材についてはこのルールを見直す検討に入る方針を決めた。企業が採用手法を多様化できる一方、就活の一段の早期化にもつながりかねず、調整が難航する可能性もある。
 25年春に入社する現在の2年生については、現行ルールを維持することを決定。来年3月末をめどに、経済界に対して順守を要請する。

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