審理差し戻し「ほっとした」 富山交番襲撃事件の遺族

東京, 3月25日, /AJMEDIA/

2018年の富山交番襲撃事件で、名古屋高裁金沢支部が24日、元自衛官島津慧大被告(25)に対する一審判決を破棄し、富山地裁に審理を差し戻したのを受け、小学校の警備員を務め、射殺された中村信一さん=当時(68)=の長女が判決後、取材に応じた。「ほっとした。もう駄目なのかと不安だったが、もう一回富山でやり直してもらえるので、また頑張りたい」と涙ぐみながら語り、極刑を望む考えも改めて示した。
 中村さんの妻は「被害者の思いを裁判所がくみ取ってくれた。かなり納得できる内容だった」と控訴審判決を評価した。今後富山地裁で開かれる差し戻し審について「結果はどうなるか分からないが、応援してねと(亡き夫に)報告しようと思っている」と述べ、被告に対しては「法廷で自分の言葉で語ってほしい」と訴えた。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts