容疑者母の破産「献金のため」 旧統一教会を批判―弁護士グループ

東京, 7月13日, /AJMEDIA/

 安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃され死亡した事件をめぐり、全国霊感商法対策弁護士連絡会が12日、東京都内で記者会見した。山上徹也容疑者(41)の母親が信者だと認めた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会見について、連絡会代表世話人の山口広弁護士は「容疑者の母親が自己破産したのは明らかに過度な献金のためなのに、人ごとのようだった」と批判した。
 山上容疑者は奈良県警の調べに、「母親が旧統一教会に多額の寄付をして家庭がめちゃくちゃになった」という趣旨の話をし、「安倍元首相とつながりがあると思った」と動機を供述している。
 山口弁護士は会見で、「献金のために破産した人はたくさんいる」と指摘。山上容疑者の行為は許されないとした上で、「家庭を崩壊させる旧統一教会の活動について、行政も政治家も何も手を打ってこなかった」とする声明を発表した。
 同席した紀藤正樹弁護士も「旧統一教会をめぐって50年以上続く被害があり、その中で起きた事件だ」と発言し、「政治家は、反社会的な団体との付き合いについて考えてもらいたい」と訴えた。

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