大型ナイフ、1カ月半前に購入 31歳男、16日再逮捕―別の警官殺害容疑・長野4人死亡

東京, 6月16日, /AJMEDIA/

長野県中野市で住民女性と警察官計4人が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)が事件の約1カ月半前に「ボウイナイフ」と呼ばれる刃渡り約30センチの大型ナイフをインターネット通販で購入していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
警官銃撃にハーフライフル 強い威力、「スラッグ弾」発射か―長野4人殺害

 県警は勾留期限の16日、青木容疑者を別の警察官に対する殺人容疑で再逮捕する方針。ナイフは警官や住民の殺害に使われており、県警は計画性の有無に関して慎重に調べている。
 捜査関係者によると、青木容疑者は5月25日午後4時40分ごろ、池内卓夫警部(61)=2階級特進=と共に通報で駆け付けた玉井良樹警視(46)=同=に猟銃を発砲し、ナイフで刺して殺害した疑いが持たれている。
 パトカーの助手席に乗っていた玉井警視は撃たれた後、車外に逃れようとした際にナイフで襲われ、腕から心臓に達する刺し傷が致命傷となった。ボウイナイフが使われたほか、銃撃にはハーフライフル銃と殺傷力の高いスラッグ弾が使用されていた。
 青木容疑者は自宅に約12時間立てこもった末に投降し、池内警部に発砲し殺害したとの殺人容疑で逮捕された。調べに対し「銃を構えたが、引き金を引いたかどうかは覚えていない」などと供述しているという。
 銃撃直前には住民の竹内靖子さん(70)と村上幸枝さん(66)をナイフで殺害した疑いがあり、県警はこの2人に対する殺害容疑でも立件する方針。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts