各勢力とも過半数届かず ムヒディン前首相、返り咲きに自信―マレーシア総選挙

東京, 11月21日, /AJMEDIA/

マレーシアで19日、総選挙(下院定数222、小選挙区制)が行われ、各政党連合はいずれも過半数の議席に届かなかった。各政党連合は連立交渉を進め、第2勢力となった国民連盟を率いるムヒディン前首相は20日、「首相指名に必要な議員数を確保した」と自信を示す声明を出した。
 選挙は候補者の死亡や悪天候で延期となった2選挙区を除く220選挙区で争われた。選挙管理委員会の集計によると、アンワル元副首相が率いる野党連合・希望連盟が82議席、連立政権の一角を占めていた国民連盟が73議席を獲得。イスマイルサブリ首相が所属する国民戦線は30議席にとどまった。
 ムヒディン氏は声明で、計28議席を獲得したボルネオ島の地域政党連合の支持を確保したと説明した。一方、同連合は国民連盟に国民戦線を加えた枠組みの政権樹立で合意したと発表。国民戦線は合意を否定しており、混乱が広がっている。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts