東京, 9月2日, /AJMEDIA/
非常に強い台風11号は2日午前、沖縄県・先島諸島の南海上でほぼ停滞した。今後ゆっくりと北上し3日夜に同諸島付近を通過する見込みで、気象庁は暴風や高波に厳重な警戒を呼び掛けた。
11号は4日から5日にかけて東シナ海を北上し、6日には九州に接近、上陸の可能性もある。
11号は2日午前9時、石垣島の南南東約350キロの海上でほとんど停滞した。中心気圧は935ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。半径95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、北西側560キロ以内と南東側330キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
沖縄で予想される最大瞬間風速は3日が65メートル、4日が55~70メートル。波の高さは3日10メートル、4日9メートル超。4日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で200~300ミリ。
一方、西日本と東日本には3日にかけて前線が停滞する見込みで、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒が必要だ。
3日午前6時までの24時間予想雨量は東海120ミリ、近畿80ミリ。4日午前6時までの同雨量は東海100~150ミリ、近畿50~100ミリ。