東京, 3月17日, /AJMEDIA/
韓国軍合同参謀本部は１６日、北朝鮮が同日午前９時半（日本時間同）ごろ、平壌の順安空港一帯から飛翔（ひしょう）体を発射したが、失敗したとみられると発表した。韓国軍関係者は「弾道ミサイルと推定される」と述べた。
日本の防衛省も確認し「国連安保理決議違反だ」と批判した。韓国軍関係者は「高く上昇できず失敗した」と説明。高度２０キロに達しない段階で爆発したもようだ。米インド太平洋軍は声明を出し、北朝鮮の行動を「非難する」と述べた。
北朝鮮は２月２７日と今月５日に順安空港一帯から弾道ミサイルを発射し、偵察衛星用の撮影やデータ送信などの実験だったと主張した。日米韓当局はこれについて、新型の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）に関連した性能試験と分析し、さらなる発射を警戒していた。今回も同様の新型ＩＣＢＭ関連の実験だった可能性がある。北朝鮮のミサイル発射は今年１０回目。
