偽造の警視庁文書で不当減額 詐欺容疑で会社社長逮捕

東京, 8月11日, /AJMEDIA/

 警視庁への衣服の納品をめぐり、同庁名義の偽造文書を使って遅延違約金の支払いを求められていると偽り、仕入れ代金を不当に減額させたとして、同庁捜査2課は10日、詐欺と偽造有印公文書行使容疑で、アパレル会社「ミキサージュ」社長の宮川武容疑者(61)=東京都墨田区立花=を逮捕した。容疑をおおむね認めているという。
 逮捕容疑は3月下旬、警視庁へ納品する留置者用のスエットを仕入れた卸業者に対し、遅延違約金の支払いを求める警視庁刑事総務課長名義の偽造文書を見せた上、違約金を請求されているなどと言って、仕入れ代金約540万円から約140万円減額させた疑い。
 捜査2課によると、同社は2021年9月、スエット約5800点の納品契約を結び、22年1月の期限までに納品していたという。
 宮川容疑者は以前、別の契約で納品が間に合わずに遅延違約金を請求されており、この時に受け取った文書を参考にしたとみられる。
 業者から同庁に問い合わせがあり、不正が発覚した。

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