侵攻、引き裂かれる人々 「ロシアの親族、信じてくれない」―在日ウクライナ人ら涙のデモ・東京

東京, 3月6日, /AJMEDIA/

 ロシアのウクライナ侵攻から10日目を迎えた5日、東京都内で在日ウクライナ人らが反戦デモを行った。「ロシアにいる親族は誰も『侵攻』を信じてくれない」「友人が軍に招集される」。両国にゆかりのある人々は涙を流し、ウクライナの平和と自由を願った。
 「一日でも早く戦争が終わって」。岩手県北上市から車で駆け付けたウクライナ東部ドネツク州出身の会社員ナターリヤさん(39)は涙ながらに、こう訴えた。両親は共にロシア出身で、約30年前にウクライナに移り住んだ。父親は既に他界したが、母親が中部ポルタバに住み、親族の多くがロシアにいるという。
 侵攻が始まった2月24日以降、「親戚は誰も連絡をくれなかった。誰も侵攻を信じていない」と明かす。母親がロシア軍から爆撃を受けた街の様子の写真を送っても、「どうせうそだろう」とにべもない言葉が返ってきたという。ナターリヤさんは「母はもう会いに行かないと言っている」と、悲しそうに話した。
 ロシア・ウラジオストク出身の芸術家アリサさん(32)は「戦争に反対するため」と、神奈川県藤沢市から参加した。「ロシアにもウクライナにもたくさん友達がいる」というアリサさん。「ロシアの友達は戦争を望んでいないのに、軍に招集されるかもしれない。未来が全く見えない」と涙ながらに語った。
 デモは在日ウクライナ人有志の「スタンド・ウィズ・ウクライナ・ジャパン」が主催。参加者は約4000人(主催者発表)に上り、「ストップ・プーチン」などと書かれたプラカードを掲げ、約2時間にわたって渋谷の街を練り歩いた。

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