“中小企業も高水準の賃上げを” 連合が東京 有楽町で演説

東京, 03月02日 /AJMEDIA/

ことしの春闘では大手企業で高い水準の賃上げによる早期の決着が相次いでいますが、労働団体の連合は1日、都内の繁華街で演説し、中小企業にまで高水準の賃上げを波及させる重要性を訴えました。

ことしの春闘は、3月13日に集中回答日を迎えますが、すでに大手企業の中では高い水準の賃上げで早期決着するケースが相次ぎ、賃上げに向けた機運は例年以上に高まっています。

連合は賃上げの動きをさらに加速させようと、1日夕方、東京 有楽町で演説を行いました。

この中で、芳野会長が「ことしは中小・小規模事業所がどれだけ賃金を引き上げることができるかが鍵です。心を一つにしてステージ転換に向けて頑張りましょう」と呼びかけました。

連合は、ことしの春闘で定期昇給分を合わせて5%以上と、およそ30年ぶりの高い水準となった去年を上回る賃上げを求めています。

今後、中小企業と非正規雇用で働く人にも持続的な賃上げの動きを波及させられるかが焦点となっています。

参加した郵政関連の会社の30代の男性は「物価上昇で若い人たちの生活が苦しくなってきているので、多くの人たちの賃上げが実現してほしい」と話していました。

金属産業などの労働組合の50代の男性は「大手企業は賃上げが行われてきていますが、多くの人が働く中小企業の賃上げがまだできていないので、そこをしっかり改善してほしい」と話していました。

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