東京, 3月30日, /AJMEDIA/
国連安保理は29日、ウクライナの人道状況をめぐり公開会合を開いた。ロシアによる侵攻で世界が食料危機にさらされているとして、各国から非難や懸念の声が相次いだ。これに対し、ロシアは「食料市場の混乱は、西側諸国の対ロシア制裁ヒステリーによるものだ」と反論した。
会合で説明に当たった世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長は、ロシア、ウクライナ両国で世界に供給する小麦の3割、トウモロコシの2割を担っていると指摘。「ちょうど今種まきの季節だが、農民は戦闘の最前線にいる。誰が世話をするというのか」と窮状を訴えた。