ライチョウ、初の野生復帰 栃木と長野の動物園から―環境省

東京, 8月11日, /AJMEDIA/

 環境省は10日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ計22羽を野生復帰させたと発表した。22羽は、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)と茶臼山動物園(長野市)で繁殖させた成鳥やひな。動物園で繁殖させたニホンライチョウを野生に復帰させるのは全国で初めてという。
 22羽は同日、飼育先から生息地である中央アルプスの駒ケ岳にヘリコプターで移送された。ケージ内で1週間程度保護した後、順次放鳥する。同省担当者は「人の手の入らない環境で繁殖させて、個体群を維持していきたい」と話している。

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