パキスタン カーン元首相 新たに有罪判決 支持者の反発強まる

東京, 02月01 /AJMEDIA/

パキスタンのメディアは、国家の機密情報を漏らした罪で1月30日、禁錮10年の判決を言い渡されていたイムラン・カーン元首相が新たに汚職の罪で、禁錮14年の有罪判決を言い渡されたと伝えました。2月に予定されている総選挙を前に、有罪判決が相次ぐ事態に支持者の反発は一層強まっています。

パキスタンのメディアによりますと、カーン氏はイスラマバード近郊の刑務所の中に設けられた裁判所で1月31日、首相在任中に外国の政府関係者から贈り物を受け取り、売却したにもかかわらず、それを正確に報告していなかったなどとして、汚職の罪で禁錮14年の有罪判決を受けたということです。

クリケットの元スター選手だったカーン氏は、2018年からおよそ4年間、首相を務め、若者から根強い人気がありますが、去年8月に汚職の罪で有罪判決を受けたあと拘束され、30日、特別法廷から、国家の機密情報を漏らした罪で禁錮10年の判決を言い渡されたばかりでした。

パキスタンでは、2月8日に総選挙が予定され、カーン氏が設立した政党「パキスタン正義運動」に所属する多くの人たちが立候補しています。

「パキスタン正義運動」は、「愚かな決定だ」として上訴する方針を明らかにしていて、総選挙を前に2日続けて有罪判決が出る異例の事態に支持者の反発は一層強まっています。

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