ドローンで空中に映像 レーザー光で鮮明に―大阪大

東京, 2月10日, /AJMEDIA/

 1組のドローンからレーザー光を使って空中に鮮明な映像を映し出す技術を、大阪大レーザー科学研究所の研究グループが開発した。遠くからでも見やすく、昼間でも投影可能で、災害時の避難誘導などにも活用できるという。研究グループは2025年大阪・関西万博までに実用化したい考え。開発内容は10日の日本光学会の会合で公開される。
 研究グループは、風を通して空中でも安定する軽量スクリーンを開発。1機がつり下げた3メートル四方のスクリーンに、プロジェクターを取り付けた別のドローンから、レーザー光を当てる。発光ダイオード(LED)照明をドローンに取り付けるよりも鮮やかな映像を投影できるという。
 まず、アドバルーンのようなメッセージ表示や、プロジェクションマッピングと併用した娯楽目的での活用を想定。実用化に向けた実験のため、3月10日までクラウドファンディングで資金を募る。
 石野正人特任教授は「レーザーを使ったいろいろなショーを万博で開催できれば」と話している。

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