ドゥテルテ氏長女、副大統領選へ 故マルコス氏長男とペア―フィリピン

東京, 11月14日, /AJMEDIA/

フィリピンのドゥテルテ大統領の長女サラ氏(43)は13日、来年5月に行われる副大統領選への立候補を届け出た。取り沙汰されていた大統領選への出馬を見送り、大統領候補のフェルディナンド・マルコス氏(64)とペアを組む。
 マルコス氏は元上院議員で、20年以上の独裁政治を敷いた故マルコス大統領の長男。陣営は同日、「サラ氏をマルコス氏の副大統領候補に迎え入れる」との声明を出した。
 英字紙マニラ・タイムズが先月から今月にかけて行った世論調査で、マルコス氏とサラ氏の「正副大統領ペア」は55.7%の支持を獲得。2位以下に大差をつけた。マルコス一族とドゥテルテ一家は親密な関係にあるとされ、両氏が当選すれば、ドゥテルテ氏は大統領を退いた後も一定の権力を維持する可能性がある。
 一方、ドゥテルテ氏自身も副大統領選への立候補を15日に届け出る可能性が報じられた。アンダナル大統領広報官は13日、時事通信の取材に「現時点では計画だ」と認めた。実行されれば父娘の対決となる。

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