コンサル契約「資産管理会社と」 AOKI前会長、元理事に提案―五輪汚職・東京地検

東京, 7月30日, /AJMEDIA/

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)が、大会スポンサーのAOKIホールディングスから多額の資金提供を受けていた汚職事件で、高橋元理事がAOKIとコンサルタント契約を結んだ際、同社の青木拡憲前会長(83)から資産管理会社名での契約を提案されていたことが29日、関係者への取材で分かった。スポンサーとの関係が表面化するのを避けるなどの狙いがあったとみられ、東京地検特捜部は詳しい経緯を調べている。
 特捜部は同日、新たに広告大手ADKホールディングス本社(東京都港区)を家宅捜索した。子会社が大会競技会場の運営などを担っていた。
 関係者によると、高橋元理事は2009年からゴルフ事業などで青木前会長の相談に乗っていたところ、正式にコンサル契約を持ち掛けられたという。17年9月に自身が会長を務める会社「コモンズ」と締結した際、前会長の希望で創業家の資産管理会社「アニヴェルセルホールディングス」(同)との間で契約書を交わした。
 コンサル料は月100万円で、17年10月から支払われた。途中で50万円に減額されたが、今年8月分まで受領したという。

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