コロナ対策「見るべきは現場」 政府の対応に注文―平井知事会長

東京, 7月1日, /AJMEDIA/

 全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)は30日、都内で開催された内外情勢調査会で講演した。長期化する新型コロナウイルスの感染拡大への対応をめぐり「見るべきなのは現場だ」と訴え、政府に対し、地方自治体が持つ情報や分析結果を重視するよう求めた。
 平井氏は「政府や専門家の説明は非常に尊重すべきものであり、われわれもそれに従って考えるところはある」としつつ、「『違うんじゃないか』というところが実はいっぱいある」とも指摘。確定的なデータに基づいて専門家が検討する分析結果を待つのではなく、各自治体で起きるリアルタイムの情報を基に、機動的な対策を講じるよう注文を付けた。
 今後の知事会の在り方については、単に都道府県間の意見の違いを調整して政府に要望するだけでなく、積極的に政策提言する姿勢を強調。「(経済界など)いろんな団体や国民の皆さまとともに『闘っていく知事会』に変えようと動き始めたところだ」と語った。

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