オーストラリア産ワイン関税撤廃と中国から連絡 関係改善進む

東京, 03月14日 /AJMEDIA/

オーストラリア政府は、中国がオーストラリア産のワインに課していた高い関税について今月中にも撤廃すると中国側から連絡があったことを明らかにし、両国は、経済面での関係改善の動きを進めています。

オーストラリアのファレル貿易・観光相は13日、地元メディアの取材に対し「中国政府はオーストラリアのワインにかけていた関税についてすべて撤廃するとしている。2週間以内に最終的な決定が出る」と述べ、オーストラリア産のワインに課していた関税を今月中にも撤廃すると中国側から連絡があったことを明らかにしました。

オーストラリア産のワインをめぐっては、2020年に両国の関係が悪化して以降、中国が最大で218%の関税をかけていましたが、去年10月、撤廃に向けて合意していました。

中国外務省の汪文斌報道官は13日の会見で、記者から「いつ撤廃の発表を行うのか」と問われたのに対し「主管部門に確認してほしい」と述べるにとどめました。

その一方で汪報道官は「中国側はオーストラリア側と対話や協力を強化し続けることを望む」と述べ、両国関係の改善に前向きな姿勢を示しました。

両国は、経済面での関係改善の動きを進めていて、香港のメディアは、中国の王毅外相がオーストラリア政府の招きで今月後半にもオーストラリアを訪問する予定だと伝えています。

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