東京, 02月04 /AJMEDIA/
4日午前10時ごろ、東京・大田区の大森駅近くの飲食店などで火事があり、JR京浜東北線は品川駅と蒲田駅の間の上下線で運転を見合わせています。
JR東日本によりますと、停車している電車について、乗客およそ800人を線路に降ろし徒歩で誘導する措置を取ったということで、午後2時ごろの運転再開を見込んでいるということです。
4日午前10時10分ごろ、東京・大田区山王の飲食店から火が出ているなどと消防に通報がありました。
東京消防庁によりますと、1階にラーメン店が入る3階建ての建物と、その隣にある3階建ての別の建物から火が出たということで、消防車など24台が出て消火にあたり、現在、火の勢いは収まりつつあるということです。
この火事で、20代の男性1人がけがをして病院に運ばれ手当てを受けていて、警視庁によりますと、搬送時、意識はあったということです。
現場では爆発音がしたという情報もあり、消防などが確認を進めています。
この火事の影響で、JR京浜東北線は品川駅と蒲田駅の間の上下線で運転を見合わせています。
大森駅と蒲田駅の間に10両編成の電車1本が途中停車したため、乗客およそ800人を線路上に降ろし、徒歩で誘導する措置を取ったということです。
また、この影響でJR東海道線も品川駅と横浜駅の間の上下線で運転を見合わせています。
JR東日本によりますと、京浜東北線と東海道線はいずれも午後2時ごろの運転再開を見込んでいるということです。
近所に住む男性「爆発は2回あった」
4日午前10時15分ごろに東京・大田区の火事のようすを撮影した映像です。
建物から火が吹き出し、黒い煙が立ちのぼっています。
その後、爆発したように激しく炎上し建物全体が炎に包まれるようすも写っています。
撮影した近所に住む40代の男性は「近くを歩いていたら焦げ臭いにおいがしたので現場の方に行ってみると、建物から煙が出ていてその後火の勢いが激しくなっていきました。爆発は2回あり、周りでは泣いている子どももいました。見たことのない大きな火事で怖いと思いました」と話していました。
停車した電車の乗客「はしごを使って線路に」
JR京浜東北線の停車した電車に乗っていた60代の夫婦は「川崎駅から御徒町駅に向かう途中で電車が止まり、沿線火災があったという車内のアナウンスがありました。1号車の乗客から順番にはしごを使って線路に降りました。大きな混乱はなくほっとしています」と話していました。
