「谷本氏後継目指す」 初当選の馳氏―石川知事選

東京, 3月14日, /AJMEDIA/

 28年ぶりの知事交代、保守三つどもえの分裂選挙となった石川県知事選を制した馳浩氏(60)は14日未明、金沢市内のホテルに硬い表情で現れ、支援者らと万歳三唱。「谷本正憲知事の後継を目指して、しっかりと取り組んでいきたい」と宣言し、「動かそう 春の石川 新時代」と自作の句を詠んだ。
 元自民党国会議員2人と前金沢市長による異例の保守分裂選挙となったことについて「溝は生まれたが、修復していくのも私たちの知恵だ」と述べ、「県民の思いを一つにして、政策を実行していくことに尽きる」と強調した。
 一方、僅差で落選した山野之義氏(59)の選挙事務所では馳氏の当選確実が報じられると支援者らから大きなため息がもれた。山野氏は「皆さんの期待に応えることができなかった。私の力不足に尽きる」と力なく話した。
 同じく敗れた山田修路氏(67)も「わずかに(知事の)椅子に就くことができなかった。大変申し訳ない結果になった」と肩を落とした。

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