「チャグチャグ馬コ」に歓声 シャンゼリゼ通りで行進―パリ

東京, 9月19日, /AJMEDIA/

パリのシャンゼリゼ通りで18日、日本の無形民俗文化財に指定されている岩手県の伝統行事「チャグチャグ馬コ」がパレードに参加した。色鮮やかな衣装をまとい、鈴の音を鳴らしながら歩く馬の姿に、沿道に集まった観客からは大きな歓声が上がった。
 パレードは、かつてフランス北部の海からパリまで馬車で魚を運んだことに由来する馬術競技会「ルート・デュ・ポワソン(魚の道)」の関連イベントとして行われた。
 競技会に日本人として初めて参加した岩手県遠野市出身の岩間敬さん(44)は「凱旋(がいせん)門の前を馬車で走る機会はなく、光栄だ」と笑顔。大会の起源にちなみ、締めさばを馬車に積んで走ったといい、「日本にも福井県から京都府までを結ぶ『鯖(さば)街道』がある。日仏文化交流のきっかけになれば」と話した。

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