JAXA 26日の月面着陸前にロボット探査の訓練

東京, 4月25日, /AJMEDIA/

去年12月に打ち上げられた日本のベンチャー企業が開発した月着陸船が26日未明、月面への着陸に挑戦します。JAXA=宇宙航空研究開発機構の施設では、着陸船に搭載されたものと同型の小型ロボットを使った月面探査の訓練が行われました。

訓練は、神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所にある月面を再現した施設で行われました。

小型ロボットは、直径およそ8センチ、重さおよそ250グラムの球体に近い形で、JAXAや大手おもちゃメーカーなどが開発。

変形すると2つの車輪で自在に走行できる設計です。

ロボットは去年12月、アメリカの民間企業「スペースX」のロケットで打ち上げられた月着陸船に搭載されています。

施設では、着陸後に計画されている探査に備えた訓練が行われ、担当者たちが同型のものを使って月面走行やカメラでの撮影など操作手順を確認しました。

月着陸船について、開発した日本のベンチャー企業「ispace」によりますと、現在は月の高度100キロ前後を回る軌道を飛行しているということで、搭載機器の状態などに問題がなければ、26日未明に降下を始める計画です。

月面着陸に成功すれば、民間としては世界で初めてで、日本初の月面探査に踏み出せる可能性もあります。
JAXA有人宇宙技術センターの河合優太研究開発員は「手塩にかけて育てたロボットの月面走行にワクワクしている。多くのデータを取れるよう、しっかり準備して臨みたい」と話していました。

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