“仮病”で議会欠席し万博へ 藤井寺市議の辞職勧告案可決 大阪

東京, 6月18日, /AJMEDIA/

大阪 藤井寺市の市議会は、大阪維新の会に所属していた議員が体調不良だと偽って市議会を欠席し、大阪・関西万博のイベントに参加していたなどとして18日、この議員に対する辞職勧告決議案を可決しました。

藤井寺市議会の生田達也議員は今6日、体調不良を理由に市議会の委員会を欠席しましたが、同じ日に万博で開催されていたイベントに出席していました。

議長らの聞き取りに対し、当初は「体調不良で病院に行った」と説明していましたが「知人の医師が自宅に来た」と説明を変え、最終的には「仮病を使った」と認めたということです。

市議会では18日、生田議員について「虚偽の説明を繰り返し行った点で議会、ひいては市民を欺くものであり、議会に対する信用を大きく失墜させた」などとして、辞職勧告決議案が提出され、全会一致で可決されました。

これに対して生田議員は「保身のため虚偽を重ねました。議決を重く受け止めます」などと述べ、謝罪しました。

辞職勧告決議には法的拘束力はなく、生田議員は報道陣の取材に対し「信念を引き続き貫き通したく、誠心誠意、藤井寺市のために頑張って信頼回復に努めたい」などと述べ、議員は辞職せず、今後は無所属で活動を続ける考えを示しました。

大阪維新の会は17日、生田議員を除名処分にしています。

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