23年の世界成長、2.8%に下げ 信用不安で「下振れリスク」―IMF

東京, 4月12日, /AJMEDIA/

【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は11日公表した最新の世界経済見通しで、2023年の世界の成長率を2.8%と、1月の予想から0.1ポイント引き下げた。24年も3.0%と、0.1ポイント下方修正した。米銀破綻に端を発した信用不安を背景とする金融環境の悪化が、コロナ禍からの回復途上にある景気を圧迫する見込みだ。金融の混乱が深刻化すれば、世界の成長は一層鈍化するとの予想も示した。
 融資条件が若干厳格化される「妥当性の高いシナリオ」では、23年の成長率は2.5%に減速すると予測。その場合、日米欧の成長率も基本シナリオと比べ、0.4ポイント程度低くなると指摘した。
 IMFのチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は「過去1カ月余りの金融混乱により、景気の下振れリスクは大きい」と警告。信用不安が一段と高まり、株価急落や資金の安全資産への逃避、ドル高が起きれば、世界の成長率は1%程度に落ち込むとの見方を明らかにした。
 日本の成長率は23年が1.3%と、0.5ポイント下方修正。昨年10~12月期の設備投資の不振などを反映した。24年は0.1ポイント引き上げ、1.0%と予測した。

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